研究会情報
福祉社会学会第45回研究会
日時
会場
東洋大学白山キャンパス1号館6階 1602教室
テーマ
「NPM」で介護保険制度を読み解く
趣旨
ニュー・パブリック・マネジメント(NPM)は、日本国内ではひととき話題になりましたが、その後の関心は薄れつつあるようです。しかし国際的には、NPMの議論は継続・深化し、ポストNPMとしてニュー・パブリック・ガバナンス(NPG)といった用語も提案されています。
本研究会では、NPMのこれまでの議論を改めて確認し、また、NPGも視野におさめながら、介護保険制度を国際的な文脈において再解釈し、新たな課題や論点を見定めることを目的とします。
報告者
須田木綿子(東洋大学)「NPMとNPG」
平岡公一(お茶の水女子大学)「介護保険制度とNPM」
森川美絵(国立保健医療科学院)「地域包括ケアとNPM」
コメンテーター
鎮目真人(立命館大学)
問合せ先
ご出席を希望される方は、事前に下記問い合わせ先にお申し込み下さい(当日参加も可能です)。
東洋大学社会学部 須田木綿子 yukosuda★toyo.jp(★を@に変えてください)
福祉社会学会第44回研究会
日時
会場
関西学院大学大阪梅田キャンパスK.G.ハブ スクエア大阪
〒530-0013 大阪市北区茶屋町19-19アプローズタワー14階
テーマ
「東日本大震災後の生活状況・生活再建に関する研究――継続的な調査から」
参加費
無料 ※参加申し込み等は不要です。
主催
福祉社会学会、東日本大震災後の生活再建支援研究グループ
プログラム
東日本大震災後の生活再建支援研究グループの報告
土屋葉(愛知大学)「研究プロジェクト概要」
田宮遊子(神戸学院大学)「いわき市仮設住宅住民調査報告」
井口高志(奈良女子大学)「いわき市調査自由記述報告」
「被災障害者の生活再建のための住宅条件」
糟谷佐紀(神戸学院大学)
「釜石の地域特性と住宅再建への住民の語り ―震災前の地域移動調査と震災後のA町内会追跡調査から―」
西野淑美(東洋大学)
コメンテーター
齊藤康則(東北学院大学)
問合せ先
井口高志
E-mail: igutaka★cc.nara-wu.ac.jp(★を@に変えてください)
※本研究セミナーの開催にあたり「震災等の被害にあった「社会的弱者」の生活再建のための公的支援の在り方の探究」(基盤B)の助成を受けています。
福祉社会学会第43回研究会
日時
会場
目白大学新宿キャンパス10号館7階 10703教室
テーマ
「日本における現代的貧困/民主主義/シティズンシップ」
趣旨
近年、日本における貧困の拡大が指摘されている。もとより貧困は単なる経済的状態ではなく、意識や経験、文化などを含んだ複合的社会状態として捉えるべきものであることは先行研究が示すところであるが、とりわけ現代の貧困は、グローバル化が進展する社会において、「新しい社会的リスク」に従来型の福祉国家が対応できない中で深刻化している点に特徴がある。その意味では、現代の貧困は以前にも増して政治的な問題となっており、(広義の)政治のあり方が問われるべき問題であるといえる。
このような問題関心の下、本研究会では、数年前より社会理論、社会学、社会福祉学、経済哲学など様々な分野の研究者の間で、貧困やシティズンシップ、民主主義、ケイパビリティなどのテーマについて研究交流を続けてきた。今回、公開研究会として行うことでさらに議論を深めることができればと考える。
今回のセミナーでは、2つの報告の検討を通じて、現代的貧困が民主主義やシティズンシップのあり方と密接にかかわる問題であることを確認するとともに、その解決に向けた政策提言を行うにあたっての課題や論点を発見する機会にしたい。
参加費
無料
主催
「現代的貧困と民主主義:シティズンシップの再検討」研究会、福祉社会学会
報告者
第一報告:平野寛弥(目白大学)「日本におけるシティズンシップと社会的連帯をめぐる論点:社会政策との関連から(仮)」
第二報告:鎮目真人(立命館大学)「年金改革におけるポリシーディスコース、フレーミングの役割―プロスペクト理論に基づく言説分析―(仮)」
コメンテーター
第一コメンテーター:亀山俊朗(中京大学)
第二コメンテーター:寺田晋(札幌学院大学非常勤講師)
司会
亀山俊朗(中京大学)
コーディネーター
平野寛弥(目白大学)
問合せ先
※ご出席を希望される方は,事前に下記問い合わせ先までご連絡下さい.
(連絡先)目白大学人間学部 平野寛弥 h.hirano★mejiro.ac.jp(★を@に変えてください)
福祉社会学会第42回研究会
日時
(開場13:30)
会場
日本社会事業大学 清瀬キャンパス(東京都清瀬市竹丘3-1-30)
http://www.jcsw.ac.jp/about/outline/access.html
教学C棟6階 602教室
http://www.jcsw.ac.jp/about/outline/campus.html
テーマ
「福祉サービス・政策評価研究の社会的・学問的意義」
趣旨
福祉サービスならびに福祉政策の評価手法の研究開発は、保健医療領域で発展した科学的根拠にもとづく実践(EBP)の影響を受けて進められてきました。近年は、行政施策や事業単位の評価活動の活発化により、一層の進展が求められているといってよいでしょう。
本研究会では、日本で早くからこの領域の研究に取り組んできた、ソーシャルワーク、社会政策、経済学など専門分野の異なる研究者をお招きし、実践とのかかわりなども視野に入れた社会的・学問的意義についてお話いただきます。これをもとにして、福祉社会学の立場からの議論を交えて、評価研究の直面する課題や今後の発展の方向性などについて考える機会とします。
参加費
無料
主催
福祉社会学会
協力
日本社会事業大学
プログラム
14:00 | 開会 |
14:05-14:10 | あいさつ:須田木綿子(研究委員長・東洋大学) |
14:10-14:50 | 報告者1:大嶋 巌(日本社会事業大学) 「効果的プログラムモデル形成のための実践家参画型プログラム評価の社会的・学問的意義と役割」 |
14:50-15:30 | 報告者2:平岡公一(お茶の水女子大学) 「サービスの質の評価と確保策――地域包括ケアシステム構築の課題との関連で」 |
15:30-16:10 | 報告者3:大森正博(お茶の水女子大学) 「経済学における政策評価」 |
16:10-16:15 | ―休憩― |
16:15-17:00 | 総括討論:三重野 卓(帝京大学) 全体質疑 |
コーディネーター・司会
菊池いづみ(日本社会事業大学)
参加申込について
ご出席を希望される方は、予め下記問い合わせ先にお申し込み下さい。なお、当日参加も歓迎です。また、研究会終了後、懇親会(有料)を予定しております。こちらに参加ご希望の方は2月18日(水)までにお知らせ下さい。
問合せ先
日本社会事業大学 社会福祉学部
菊池いづみ kikuchi★jcsw.ac.jp(★を@に変えてください)
福祉社会学会第41回研究会
福祉社会学会第41回研究会を,下記の通り開催します。
日時
(懇親会17:30-19:30)
会場
ホテルメッツ新潟 2階会議室C(JR新潟駅直結)
新潟県新潟市中央区花園1-96-47
(http://www.hotelmets.jp/niigata/)
テーマ
「日本における少子化対策の再検討」 福祉社会学研究セミナー in にいがた
趣旨
少子化が急速に進行する中、新潟県は独自の対応策をモデル的に実施するため、「新潟県少子化対策モデル事業」に本年度から取り組んでいます。
この事業の検討委員である高松由美子氏に、日本における少子化対策の方向性についてご講演いただき、参加者の皆さまと一緒に考えます。ご参加を心よりお待ち申し上げます。
報告者
高松 由美子(日本労働組合連合会 新潟県連合会 執行役員)「日本における少子化対策の方向性」
指定討論者
三重野 卓(帝京大学)
須田 木綿子(東洋大学)
菊池 いづみ(日本社会事業大学)
コーディネーター
丸田 秋男(新潟医療福祉大学)
寺田 貴美代(新潟医療福祉大学)
参加申込について
参加費・事前申込は不要です。直接会場にお越し下さい。なお、懇親会費は別途かかります。
「詳細はこちらをご覧ください」
問合せ先
新潟医療福祉大学 寺田貴美代
〒950-3198 新潟市北区島見町1398
terada★nuhw.ac.jp(★を@に変えてください)
福祉社会学会第40回研究会
日時
2013年3月21日(木)~22日(金)
趣旨
福祉社会学会(研究委員会)では、第40回研究会として、南三陸町において、被災地の現状や、仮設住宅での生活支援活動などについて、現地見学を企画しました。
企画の性格上、あまりに大勢の人を受け入れることができません。そこで、定員を設定させていただき、事前申込により参加者を決定させていただく方式をとらせていただきます。参加は、福祉社会学会会員に限定させていただきます。また参加希望が受け入れ可能数を超過したばあいには、研究委員会において選考をおこない、参加者を決めさせていただきます。参加ご希望の方は、下記の要項を熟読の上、電子メールにてお申込下さい。
担当:永井彰(東北大学・福祉社会学会研究委員)、本間照雄(福祉社会学会会員・東北大学専門研究員・南三陸町福祉アドバイザー)
定員
10名程度(希望者多数のばあい、若干名の増員をいたします)
内容
・災害ボランティアセンターの運営について
・仮設住宅支援の現状と課題(被災者支援センター職員)
・仮設住宅自治会長(中瀬町)
・被災地視察(町内・防災庁舎・がれき処理センターなど)
集合場所と集合時間:宮城交通志津川十日町バス停前午前10時
現地への移動は各自定期バスをご利用下さい 仙台発8時[仙台駅前発8時10分]の南三陸経由気仙沼行き宮城交通高速バスにご乗車下さい
翌日は、志津川十日町発16時38分の仙台行バスにご乗車いただきます。仙台駅前着 18時28分予定
※遠方からの方は、仙台での前泊が必要になります
宿泊:南三陸ホテル観洋(男女別の相部屋となります)
研究会参加費:2万円(概算)
参加費に含まれるもの
1日目昼食代、夕食代(交流会費含む)、宿泊代、講師謝金
2日目朝食代、被災地見学のための貸切バス代金
※現地までの交通費は各自ご負担下さい
研究会の記録
参加者 11名
3月21日(木) 南三陸町被災者生活支援センター
午前 | 講話1「被災者支援と企業ボランティア」 講師 南三陸町社会福祉協議会事務局長 |
午後 | 講話2「被災地のコミュニティ維持」 講師 中瀬町仮設住宅自治会長 講話3「被災者生活支援センターの活動概要」 講師 南三陸町社会福祉協議会事業課長 意見交換「被災者支援の現場」 参加 巡回型支援員・訪問型支援員・滞在型支援員のみなさん |
夜 | 意見交換会 出席者 南三陸町保健福祉課長、南三陸町社会福祉協議会事務局長 |
3月22日(金) 南三陸町の現地見学
(戸倉地区)
10:00-11:30 | 災害廃棄物処理センター |
11:30-12:00 | 移動→公立志津川病院跡地経由南三陸さんさん商店街 |
(志津川地区)
12:00-12:50 | 南三陸さんさん商店街(昼食) |
12:50-13:00 | 移動→志津川中学校 |
13:00-13:30 | 志津川中学校から志津川市街地を望む/仮設団地 |
(歌津地区)
13:30-14:00 | 移動→平成の森仮設住宅 |
14:00-15:00 | 平成の森仮設住宅/喫茶店/ながいき坂 |
15:00-15:30 | 移動→防災対策庁舎 |
15:30-15:45 | 防災対策庁舎 |
15:45-16:00 | 移動→ホテル観洋 |
参加者の感想
「このたび、南三陸町への視察に参加し、東日本大震災から2年が経過した被災者支援の現状と課題の一端を知ることができました。特に印象的だったのは、被災者支援システムのなかでエンジン役となるCool HeadとWarm Heartをもったリーダーたちの存在でした。福祉社会学者としては、被災者の多様な語りに耳を傾け、社会的事実としての語りを発信し続けていくことが、微力ながらも被災地貢献につながっていくと再確認いたしました。このような企画をアレンジしてくださった研究委員会に感謝申し上げます。」
「映像では見慣れたはずの南三陸町志津川地区の風景のなかに実際に降り立ったとき、言葉にできないほどの衝撃を受けました。しかし、その「何もない風景」が一体何を意味しているのか、どのような困難があるのかについて、実際にそこで生活し、仕事をし、活動を続ける方々の言葉を聞いて初めて知ることができました。また、1泊2日を共に過ごすことで同年代の女性研究者とも親睦も深まり、とても有意義な研究会でした。ありがとうございました。」
福祉社会学会第39回研究会(フィオナ・ウィリアムズさん招聘シンポジウム事務局との共催)
福祉社会学会第39回研究会を,下記の通り開催します。奮ってご参加ください。
日時
(受付12:30~)
会場
首都大学東京 南大沢キャンパス6号館4階(6-402教室)
〒192-0397 東京都八王子市南大沢1-1
(京王相模原線南大沢駅から徒歩5分)
テーマ
「ラディカルな社会福祉研究への希望――Fiona Williamsさんをお招きして」
シンポジウム in 東京(共催:福祉社会学会・首都大学東京 社会福祉学分野)
趣旨
フィオナ・ウイリアムズ教授は、ジェンダーや「人種」、エスニシティ等の「新しい」観点から社会政策を再検討している/きた「批判的社会政策論Critical Social Policy」の第一人者です。現在は、英国リーズ大学名誉教授を務められ、欧州をフィールドに移民のケア労働者研究に力を入れておられます。
これまでに、『Social Policy: a critical introduction』(1989)や『Claiming and Framing in the Making of Care Policies: the recognition and the redistribution of care』(2009)等の重要な研究を発表され、グローバリゼーション下における社会政策の様々な課題に取り組むための示唆的な議論を発信し続けてこられました。
このたび、ウィリアムズ教授をお招きして、以下のシンポジウムを企画いたしました。様々な社会的排除が問題とされ、新たな社会政策の構想が求められている今日の日本において、ウィリアムズ教授の議論は貴重な指針を与えてくれることと思います。
みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げます。
参加費
無料(ただし資料代として300円を徴収いたします)
プログラム
13:00 | 開会挨拶:堅田香緒里(埼玉県立大学) |
13:10 | 基調講演:フィオナ・ウィリアムズ(リーズ大学名誉教授) 「家族・国家・労働:福祉国家の批判的分析の現在」 (Family, Nation and Work: developing a critical analysis of the welfare state) |
15:40 | コメント1:小林良二(東洋大学) |
15:55 | コメント2:圷洋一(日本女子大学) |
16:15 | コメント・質問へ |
※すべて逐次通訳がつきます。
※なお、研究会終了後18時から懇親会も予定しております。
(参加費3,000円)
参加申込について
配布資料の印刷の都合上、可能な限り事前申し込みをお願いしております。
①参加予定のシンポジウム会場(東京/京都)、 ②氏名(ふりがな)、 ③所属、④連絡先(メールアドレスまたは電話番号)を11月12日(月)までに下記事務局までメールでご連絡ください(当日参加も可能です)。
問合せ先
フィオナ・ウィリアムズさん招聘シンポジウム 事務局
〒343-8540 埼玉県越谷市三野宮820
埼玉県立大学保健医療福祉学部 堅田香緒里
Mail:fionawilliams.sympo★gmail.com (★を@に変えてください)
(シンポジウム in 京都(共催:同志社大学 山森亮研究室))
日時
(受付12:30~)
会場
同志社大学 新町キャンパス(臨光館212教室)
〒602-0047 京都市上京区新町通今出川上ル近衛殿表町159-1
(市営地下鉄烏丸線「今出川」駅から徒歩5分
テーマ
シンポジウム in 京都(共催:同志社大学 山森亮研究室)
「グローバル化するケア労働の<現在>と<未来>――Fiona Williamsさんをお招きして」
参加費
無料(ただし資料代として300円)
プログラム
13:00 | 開会挨拶:山森 亮(同志社大学) |
13:10 | 基調講演:フィオナ・ウィリアムズ(リーズ大学名誉教授) 「移民ケア労働とケアのグローバル危機」 (Migrant Care Work and the Global Crisis in Care) |
15:40 | コメント1:岡野八代(同志社大学) |
15:55 | コメント2:ティエリ・リボー(日仏学院研究員) |
16:15 | コメント・質問への応答:フィオナ・ウィリアムズ |
16:30-17:00 | 全体討論 |
※すべて逐次通訳がつきます。
参加事前申し込みについて
配布資料の印刷の都合上、可能な限り事前申し込みをお願いしております。
①参加予定のシンポジウム会場(東京/京都)、②氏名(ふりがな)、③所属、 ④連絡先(メールアドレスまたは電話番号)を11月15日(木)までに下記事務局までメールでご連絡ください(当日参加も可能です)。
問合せ先
フィオナ・ウィリアムズさん招聘シンポジウム 事務局
〒343-8540 埼玉県越谷市三野宮820
埼玉県立大学保健医療福祉学部 堅田香緒里
Mail: fionawilliams.sympo★gmail.com
(★を@に変えてください)
福祉社会学会第38回研究会
日時
場所
Room 406, 4th floor, the North Wing of the Liberal Arts and Sciences
Main Building, Nagoya University (Higashiyama Campus)
〔名古屋大学全学教育棟(情報文化学部)北棟4階406(多目的講義室)〕
B4[1] on the map:
www.nagoya-u.ac.jp/en/global-info/map/higashiyama/env.html
www.nagoya-u.ac.jp/en/global-info/access-map/access
テーマ
International Workshop on Frontiers of Social Policy
報告者
Young-Jun Choi (Korea University)〔崔栄駿、高麗大学〕
Rejuvenating Welfare States: The Role of Public Sectors
Tetsuki Tamura (Nagoya University)〔田村哲樹、名古屋大学〕
Basic Income as a Nudge for Democracy
Yasuhiro Kamimura (Nagoya University)〔上村泰裕、名古屋大学〕
Varieties of Labor Market and Social Security in East Asia: Tackling the Barrier of Informal Employment
Haruka Shibata (Doshisha University)〔柴田悠、同志社大学〕
The Positive Relation between Active Labor Market Policies and the Suicide-preventive Effect of Marriage: A Dynamic Panel Analysis for 26 OECD Countries Including Japan and Korea, 1980 to 2007
問合せ先
※飛び入り参加も歓迎いたしますが、準備の都合上、事前に上村(kamimura★lit.nagoya-u.ac.jp)まで御一報いただければ幸いです。
また、懇親会に参加御希望の方はその旨もお知らせ下さい。(★を@に変えてください)
福祉社会学会第37回研究会(関東社会学会との共同企画)
福祉社会学会第37回研究会を,関東社会学会と福祉社会学会の共同企画として、下記の通り開催します。
日時
会場
帝京大学八王子キャンパス〔11号館7階 1172教室〕
※大会参加費(1500~3000円)が必要です。場所等は下記サイトをご確認下さい。
http://kantohsociologicalsociety.jp/congress/information.html
テーマ
学会活動と論文投稿のノウハウを公開・共有しよう
―研究活動支援と学会の自己認識のために
趣旨
福祉社会学会第37回研究会を,関東社会学会と福祉社会学会の共同企画として、下記の通り開催します。
今回は、第60回関東社会学会大会内のテーマセッションの形をとります。福祉社会学会側からは樫田美雄(研究委員会委員=若手支援担当=)が、関東社会学会側からは、中筋直哉(研究委員長=若手支援担当=)が出て、共同コーディネーターとなって企画いたしました。どなたさまも、奮ってご参加ください。
※セッション趣旨については、下記サイト参照
http://kantohsociologicalsociety.jp/congress/60/points_theme1.html#point
報告者
富永 京子(東京大学大学院/日本学術振興会)「大学院生と資金助成・国際(国内)学会報告・論文執筆にともなう困難」
齋藤 圭介(東京大学大学院)「学会誌における若手研究者の実態―『年報社会学論集』と『社会学評論』の比較から」
坂田 勝彦(東日本国際大学)「質的研究における「学際性」と若手研究者のキャリアパス――ハンセン病問題研究のフィールドから」
林原 玲洋(首都大学東京)「社会学者が「学際的」な学会に参加するために何が必要か」
小宮 友根(日本学術振興会)「社会学の学際性と学会活動」
※発表要旨付きのチラシPDFを、下記からダウンロードすることができます。
URL=http://web.ias.tokushima-u.ac.jp/social/kasida/presentation/120609_fryer-yousi.pdf
※現在は、リンク切れ。同文は下記でダウンロードすることができます(2013年5月)
http://kashida-yoshio.com/kasida/presentation/presentation.htmlの83番の右側
問合せ先
2012年2月5日に東洋大学で開催された福祉社会学会第30回研究会終了時において、次回の若手支援研究会を、6月2日開催と広報したのは、6月9日の誤りでした。記してお詫び申し上げます。
今回の企画についてのお問い合わせ先は下記です(参加の事前登録は不要)。
〒770-8502 徳島市南常三島町1丁目1番地 徳島大学総合科学部樫田研究室
樫田美雄
E-mail:kashida★ias.tokushima-u.ac.jp ★を@に変えてください。
※現在は、kashida.yoshio★nifty.com(2013年5月)
開催後の報告(樫田記)
今回の企画には、2つの目的があった。ひとつは、登壇者の報告を受けて、若手支援の問題点とノウハウを共有しようということであり、もうひとつは、その後の質疑を中心に、学会全体の問題として、若手支援問題を考えていく理路を構想していきたいということであった。
前半の課題については、5名の登壇者の報告が、いずれも情報量が豊富で、実践に裏付けられていて、かつ、切り口が鮮明だったため、おおむね達成されたように思う。たとえば、国際学会に行く場合の「文化差」問題と、国内の学際的学会で活動する場合の「文化差」問題が、似た問題であることが確認されたことなどは、本セッションの価値であろう。
ただし、後半の課題については、半分程度の達成だったように思われる。たしかに、質疑応答においては、学会の旧・現役職者からの真摯な発言もあり、「若手支援問題を学会全体の問題として考える」という方向性は見えたが、その理路が確認・共有されたとまではいえなかったように思う。活動の継続が期待されよう。
写真:当日(2012年6月9日)の会場風景(のべ40名ほどの来場でした)