学会誌『福祉社会学研究』

『福祉社会学研究22』Journal of Welfare Sociology No.22

特集論文I 福祉社会と〈声〉の政治

福祉社会と〈声〉の政治
竹端寛・岡部茜

声の統治と再生現状を支える/支えない主体
桜井智恵子

強制不妊手術はどのように「問題」化されたのか――「声にならぬ声」をめぐって
土屋葉

特集論文Ⅱ 人が生まれ育つのを社会的にどう支えるか――こども家庭庁の創設をうけて

「人が生まれ育つのを社会的にどう支えるか――こども家庭庁の創設をうけて」に寄せて
畑本裕介

ヤングケアラー支援が提示するもの――“大ごと”にならないサポートの仕組みをどう作るか
澁谷智子

「子どものために」を問い直す――子どもとのパートナーシップを築くアドボカシーの実践から
川瀬信一・安藤藍

「こどもまんなか社会」と若者――誰が,どのように「まんなか」に位置づけられるのか
岡部茜

自由論文

準市場における反転した選択――訪問介護事業所のクリームスキミング行動の分析
山根純佳

校内居場所カフェをめぐる支援観――教師・スタッフの語りに着目して
中西美裕

サービスラーニング型授業での再帰性実践の可能性――社会学的想像力の涵養を目指して
桜井政成・加野佑弥

書評

土屋敦・藤間公太編『社会的養護の社会学――家庭と施設の間にたたずむ子どもたち』
野辺陽子

三井さよ『知的障害・自閉の人たちと「かかわり」の社会学――多摩とたこの木クラブを研究する』
山下幸子

竹端寛『ケアしケアされ,生きていく』
室田信一

本多真隆『「家庭」の誕生――理想と現実の歴史を追う』
藤崎宏子

樋口麻里『精神障がいのある人を排除する社会でよいのか――国際比較調査からみる人間の価値』
山村りつ

安立清史『福祉社会学の思考』
米澤旦

筒井淳也・山根純佳・上村泰裕編『岩波講座社会学第9巻――福祉・社会保障』
藤村正之

編集者 福祉社会学研究編集委員会
発行者 福祉社会学会
発行所 株式会社 学文社
発行  2025年5月
ISSN 1349-3337
ISBN 9784762034343