06.1.23

■■■ 福 祉 社 会 学 会 ニ ュ ー ズ レ タ ー 第 8 号 ■■■
Japan Welfare Sociology Association Newsletter No.8
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~ws
E-mail: ws@univcoop.or.jp

INDEX

■大会関係
■テーマセッションのテーマとコーディネーターの募集・・・2006/2/12締切り
【第4回大会】
 第4回大会は,2006年6月24日(土),25日(日)に大阪市立大学にて開催される予定です.
【テーマセッションと自由報告の募集日程】
■研究会(第8回)のご案内
■理事会報告・・・2005年12月23日(金)に第2回理事会が開催されました.
■会員の異動(新入会員の紹介など)
■05年度・学会費お振込みのお願い(未納者)
■誰が会員か知るためには
■他研究会のご案内


■大会関係

 第4回大会は,2006年6月24日(土),25日(日)に大阪市立大学にて開催されます.

【研究委員会からのお知らせ】
●第4回大会について
▼1.日程:2006年6月24日(土)・25日(日)
 会場:大阪市立大学(JR阪和線杉本町駅下車10分・新大阪から約1時間・天王寺駅から約20分)
▼2.シンポジウムの紹介 6月25日(日) 午後
★「福祉社会の基盤を問う:ソーシャル・キャピタルとソーシャル・サポート」

★部会構成
○コーディネーター・司会:三重野卓(山梨大学)・田渕六郎(名古屋大学)
○報告者:
 1.田中敬文(東京学芸大学)「ソーシャル・キャピタルとNPO・ボランティア」
 2.藤澤由和(新潟医療福祉大学)「ソーシャル・キャピタルと健康」
 3.稲葉昭英(首都大学東京)「ソーシャル・サポート研究から何が言えるのか」
 (以上、すべて仮題)
○指定討論者:岩間暁子(和光大学)・平野隆之(日本福祉大学)

★趣旨:近年、社会学や公共政策論の分野において、社会の統合や人々の関係性について新たな関心が持たれている。例えば、共生、社会的包摂、社会的凝集性、ネットワークなどさまざまな概念をめぐる議論が活発化しているが、本シンポジウムでは、ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)、およびソーシャル・サポートに焦点を合わせ、それらの考え方の共通性と差異について明らかにする。そのうえで、少子高齢化などによって社会の持続可能性が揺らぐ状況のなかで、これからの「福祉社会」の基盤を何に求めればよいのか、検討を加え、今後の福祉社会学の可能性を論じることにしたい。
▼3.パネル・ディスカッションの紹介 6月24日(土) 午後
★「大阪におけるホームレスとソーシャル・インクルージョン」

★趣旨:景気の拡大によっても、ホームレス状態になる人は依然として増加しており、その社会的支援が課題となっている。周知のように、大阪の西成ではそうした問題が先鋭化しており、また、ホームレス状態にある人を社会的に包摂する取り組みも様々な形で行われている。そこで、本パネルディスカッションでは、大阪の西成地区などに焦点を当て、その地域で人々がホームレス状態になる過程を捉え、それに対する社会的包摂の取り組みをマクロとミクロの視点からみることにしたい。マクロ的な取り組みとしては、大阪市によるホームレスの人に対する行政施策を取り上げ、ミクロ的な取り組みとしては、民間救護施設によるホームレス状態脱却のための自立支援を取り上げる。
★ パネリストとしては、妻木進吾氏(大阪市立大学大学院)、嵯峨嘉子氏(大阪府立大学)、大阪市の民間救護施設職員の三名を予定している。妻木氏は、ホームレス状態になる人を作り出すメカニズムを社会学的に解明する。嵯峨氏は、大阪市のホームレス対策にかかわる公的扶助行政の現状と課題を社会福祉の領域から明らかにする。救護施設の職員の方には、施設が行っているホームレスの方々に対するアパート確保までの支援とその後のアフターフォローの実態と課題を実践論的に究明していただく予定である。(コーディネーター:鎮目真人・同志社女子大)

▼4.報告関連情報とスケジュール
●A.テーマセッションの公募:2月12日(日)締め切りでテーマを公募します.2月学会ニュースにて報告者募集,3月20日(月)報告申し込み締め切りとなります.(テーマ公募の詳細は下記の別欄をお読みください)
●B.自由報告の申し込み:2月学会ニュースにて詳細説明・正式募集いたしますが,今年度は,申込書の提出締め切りが3月20日(月),大会予稿集の原稿の提出締め切りが5月8日(月)となります.
 なお,申し込みは電子メールのみの受け付けとなりますのであらかじめご了解ください.


■テーマセッションのテーマとコーディネーターの募集

 昨年に続き、本年もテーマ・セッションを公募します.一般性の高いテーマを扱うシンポジウムとは違い,福祉社会学における特定のテーマを多様な角度から検討するテーマ・セッションのテーマとコーディネーターを下記の要領で募集します.
 なお,大会は2006年6月24日(土)・25日(日),大阪市立大学にて開催されます.テーマセッションは24日午後もしくは25日午前の配置となりますが,部会編成の都合上,日程の希望には応じかねますのでご了解ください.

@テーマセッションは,今号ニュースでテーマとコーディネーターを募集し,採択されたテーマについて2月中旬発行の次号ニュースで報告者を募集し,コーディネーターの調整によって報告者を決定して設置されるものです.調整の結果不採択となった場合や,部会が成立しなかった場合も,報告希望者は大会の他の自由報告部会で報告していただくことができます.

Aコーディネーターには,報告者・報告順の決定にくわえ,当日の司会を行なっていただきます.テーマ採択の決定,報告者の募集などについて2月半ばにお知らせします.自由報告とテーマセッション報告の要旨の最終締めきりは共に3月20日です.

Bコーディネーター希望の方は,下記の事項を電子メールで,2006年2月12日(日)までに,担当研究委員・中田知生(北星学園大)まで通知してください.

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●A.テーマセッション・コーディネーターの申込み事項
 ◆ 氏   名
 ◆ 所   属
 ◆ 連 絡 先
 ◆ テ ー マ
◆ 部 会 主 旨 (800字程度.採択された場合は,そのまま次号ニュースに報告者募集用原稿としてそのまま掲載されます.)

 電子メール宛先:担当研究委員・中田知生(北星学園大)
         tnakata@hokusei.ac.jp

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 ※なお,テーマセッション申し込みには受理通知を電子メールで返信しますので,2月15日までに返信がない場合は,中田知生(北星学園大)tnakata@hokusei.ac.jp  または, Tel.011-891-2751-1404(ダイヤルイン)Fax.011-894-3690まで連絡ください.


■研究会(第8回のご案内)

下記要領にて、第8回研究会が開催されますので、ふるってご参加ください.

●福祉社会学会第8回研究会
科研費プロジェクト「日本型社会福祉システムの確立・変容過程の実証的研究――国際比較の視点から」公開研究会(シンポジウム)

●概要
日時:2006年2月19日(日) 13:30−18:00
場所:関西大学百周年記念会館 第1特別会議室
  (阪急電車 千里線 関大前駅 南口の東側に出て正面の大学門から入り階段と坂を登りきった右側の建物の地下。↓URLの図のEというマーク)
http://www.kansai-u.ac.jp/Guide-j/mapsenri.html
テーマ:「社会福祉の国際比較研究の可能性」

●日程
13:30 あいさつ 司会:平岡公一(お茶の水女子大)
13:40 「国際比較研究における社会福祉学視点の意義」杉野昭博(関西大学)
14:00 「こども家庭福祉の国際比較に向けて」 所道彦(大阪市立大)
14:40 「自治体福祉行政の国際比較に向けて」 吉原雅昭(大阪府立大)
15:20 休憩
15:40 コメント 武川正吾(東京大学)
16:00 コメント 埋橋孝文(同志社大学)
16:20 質疑
17:30 終了 


■理事会報告

■福祉社会学会・2005年度第2回理事会議事録
日時:2005年12月23日(金)午後14時〜17時30分
場所:上智大学・社会学科会議室
出席者:14名

▼議事録
★1.委員会関係
@研究委員会
武川委員長より,研究会の実施状況・今後の予定、研究方法のセミナー開催企画、また、大会に関して、自由報告申込み要領、シンポジウムの準備状況が報告された。
A編集委員会
平岡委員長より,『福祉社会学研究』第3号の編集・刊行準備状況について報告がなされた。自由投稿論文の投稿状況は昨年並みであるが、投稿増加の働きかけ方法について協議し、来年度前期のニュース広報などを促進することとした。

★2.大会関係
@06年度・第4回大会準備状況について
a.要田理事・杉野理事から準備状況について報告がなされ、必要事項について協議した。
開催場所:6月24日(土)・25日(日) 大阪市立大学1号館
時間割については,自由報告申込み数を受けて,最終確定する。
大会参加費・懇親会費について,一般・院生の設定,事前割引について検討した。
b. シンポジウムについて,三重野理事から準備状況について,部会構成のメンバー確定報告があった。テーマは,「福祉社会の基盤を問い直す:ソーシャル・キャピタルとソーシャル・サポート」である。
c.パネルディスカッションについて、鎮目理事を中心に検討・準備をしている。
A07年度・第5回大会開催校について
 第5回大会については,直井理事に東京学芸大学での開催可能性について検討をお願いしていたが,開催可能である旨,報告があった。第5回大会開催を東京学芸大学にご依頼することとし,6月の総会にて確定することとする。
B05年度・第4回大会決算報告
a.北星学園大学からの決算結果につき,庶務理事より報告がなされ,承認された。
b.シンポジウムなどでの非会員の交通費などの予算管轄について検討し,その性格に鑑みて,事務局予算・開催校予算のどちらか妥当なほうの支出とすることになった。

★3.庶務関係
@幹事会報告・・10月4日に開催され,理事会提案事項について協議した。
 幹事会からの提案を受け,第2期以降の執行体制の安定化・活発化のため,理事会の定数構成・役割分担,会長経験者の位置づけについて議論をおこなった。このうち,理事内の役割分担の明記,顧問の新設について承認され,これに関連する会則・役員選出規定の一部変更について総会に諮ることとする。また,他の事項については次期理事会に申し送り,実務状況にあわせて検討していただくこととする。
B旅費規程の準用について
 理事会・委員会出席に関する航空機利用の支払い可能地域を実態にあわせて準用する。なお,規程の修正は,次期以降の事務局所在地の移動も考慮した文案にしたうえで,今後理事会に提案する。
C大学生協・学会支援センターとの業務委託契約について
すでに業務そのものは5月より委託しているが,契約書の諸事項について確認・検討し,了承された。委託時点にさかのぼって,本契約を締結することとする。なお,主要な確認事項は以下の通りである。
a.契約期間は1年ごととし、以後、単年度ごとに更新を検討する。
b.学会支援センターでの預かり金制度は当面採用せず、1か月ごとに請求代金を事務局からセンターに支払うこととする。
c.個人情報保護については,学会支援センターと必要作業の再委託業者との間においても遵守する旨の契約を結んでいただく。
D学会誌配布方法について
経費削減の観点から、学会誌配布は第4種郵便物(学術刊行物)の承認を取って郵送でおこなうことが了承された。なお、申請時期の関係から、第4種郵便物扱いは第4号(2007年配布)からとなる見込みであり,第3号(2006年)については,経費削減の観点からメール便の採用を予定する。なお,その際,配布前後に電子メールで会員に発送をお知らせし,受領に遺漏のないようにすることとする。
Eその他 庶務理事より会費納入状況について報告があった。1月に未納者に督促を行う。

4.会員の異動・・新規入会者などについて承認された(別項参照)。


■会員の異動

理事会で,以下の方々の入会が承認されました.
Web版では省略


■05年度・学会費お振込のお願い(未納者)

Web版では省略


■誰が会員か知るためには

Web版では省略


【発行・編集】
福祉社会学会事務局